Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Read 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) by 高山 毅 (たかやまつよし) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 54,555 characters · 109 screens
中津の町からでていきたい
(おお、そうだったのか。それに気がつけば、もっとはやく勉強にとりかかるのだったのに。これはぼやぼやしておれないぞ。だが、わたしがおぼうさんになれば、わたし自身はすくわれるかもしれない。けれども、おなじような人がせけんにはたくさんいるのだ。それらの人々のふこうをほうっておくわけにはいかない。
いちばんだいじなことは、このようなふるいおきてや、わるいならわしを、一日もはやくうちやぶることだ。封建制度をなくすことだ。封建制度こそ、お父さんのかたきだ。にくいにくいかたきだ。)
と、諭吉は、はっきりかんがえるようになりました。
中津の町からでていきたい
ところが、封建制度というものは、ながいあいだにきずきあげられたものですから、ちっとやそっとの力でくずれるものではありません。そのころの日本は、どの土地も、このふるいおきてでおさめられていましたが、とりわけ、九州のいなかである中津は、それがつよいのでした。
ですから、この町をとびだして、すこしでも自由なところにいかなければ、一生、このままでおわってしまう、と諭吉はしみじみとかんがえるようになりました。
兄さんの三之助は、お父さんのあとをついで、下っぱの役人になっていました。