Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
ジャックとまめのき
ジャックと豆の木
楠山 正雄
Read ジャックと豆の木 (ジャックとまめのき) by 楠山 正雄 (くすやままさお) in Japanese with furigana. JLPT N3. Tap a word for the meaning.
N3 · intermediate · modern kanji and kana · 8,339 characters · 17 screens
するうち、だんだん、からだじゅう、むずむずして来ました。もうまた天上したくなって、まいにち、豆の木のはしごばかりながめていました。するとそれが気になって、気になって、気がふさいで来ました。
そこで、ジャックは、ある日また、そっと豆の木のはしごをつたわってのぼりました。こんども顔から姿から、すっかりほかのこどもになって行きましたから、鬼のお上さんは、まただまされて、中に入れました。そして、大男がかえると、あわてて、お釜のなかにかくしてくれました。
鬼の大男は、へやの中じゅうかぎまわって、ふん、ふん、人くさいぞといいました。そして、こんどは、なんでもさがしだしてやるといって、へやの中のものを、ひとつひとつみてまわりました。そしてさいごに、ジャックのかくれているお釜のふたに手をかけました。ジャックは、ああ、こんどこそだめだとおもって、ふるえていますと、それこそ妖女がまもっていてくれるのでしょうか、大男は、ふと気がかわって、それなりろばたにすわりこんで、
「まあいいや。はらがすいた。晩飯にしようよ。」といいました。
さて、晩飯がすむと、大男はお上さんに、
「にわとりはとられる、金の袋、銀の袋はぬすまれる、しかたがない、こん夜はハープでもならすかな。