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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Read 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) by 知里 真志保 (ちりましほ) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 70,567 characters · 144 screens
(16)様似のポールチャ※(小書き片仮名ル、1-6-92)
と書いておられる。ちょっとおもしろいまちがいだと思う。
(12)Pes※(アキュートアクセント付きA小文字)-putu〔ぺさプ※(半濁点付き片仮名ト、1-5-94)〕(鹿ののたうちまわる所の入口)
(16)様似のポールチャ※(小書き片仮名ル、1-6-92)
日高国様似町内西様似の海岸にポールチャル(13)とよぶ洞窟があった。同地生れの老人の語るところによれば、これはアフンルチャル(14)――あの世へ行く道の入口で、死んだ人の魂が行く穴だからとて、のぞくことも許されなかったという。入口は非常に小さく、今はふさがってしまったということである。(様似町字西様似、岡本三吉翁談)
この近くに、コタンカ※(小書き片仮名ル、1-6-92)カムィ(15)が鯨をヨモギの串に刺して焼いているうちにその串が折れて、尻餅をついた跡だという大きな窪み(16)や、その時の焼串だという岩(17)があり、その近くの丘の上に海神の幣場もあったというし、近くにオタフンペ(18)(砂浜の鯨)という鯨の形をした岩山があり、そこは古く鯨祭に関係した遺跡のようである。いわゆる地獄穴が本来何であったかを明らかにするためには、それをとりまいて存在するあらゆる遺跡の中にそれをおいて、全体との関連において考えてみる必要があるであろう。