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そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
Read 回想 子規・漱石 (そうせきしとわたし) by 高浜 虚子 (たかはまきょし) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 115,187 characters · 231 screens
せめてはこれだけにても御手を助けんと存、この度は小生清書致し俳巻に添置候。今後も出来さえすれば清書可致候。
しかしこの事は小生の奮発より成るものにて他人を強うる事は出来不申候故左様御承知被下度候。
財政の事につきては一向様子分らず候えども収支償わずとありてはもとより分別せざるべからず候。既往の決算将来の見込につきて大略の処御報奉願候。
小生金はなけれども場合によりては救済の手段も可有之と存居候。
定価の事は可成しばしば変更せぬこそよけれと存候。
しかし少しにても経済的のことならば改むるに憚らずそれらは御考にて如何様とも可被成候。ただ隔月刊行の事は小生絶対的反対に有之候。隔月にするようならば廃刊のまさるに如かずと存候。
昨年の今頃にありては貴兄と鳴雪翁との気焔あたるべからざるものありしやに覚え候。今は小生一人意気込居候。然れども東京にて出すには可なり骨が折れて結果少しと存候。畢竟松山の雑誌なればこそ小生等も思う存分の事出来申候。
何にせよ小生はただ貴兄を頼むより外に術無く、貴兄もし出来ぬとあれば勿論雑誌は出来ぬことと存候。
一時編輯を他人に任すはもとより宜しけれど到底それは一時の事にして再び貴兄の頭上に落ち来るは知れたことと存候。