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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
親爺がいるが、今年はもう七十だが達者な老人でなア、人相は余程名人だよ、是れに頼めばお前の望みの事は分ろうから往って見なさい」
孝「はい、有り難う存じます、神田の旅籠町でございますか、畏りました」
良「お前旅へ行くなれば私が餞別を進ぜよう、お前が折角呉れた布施は此方へ貰って置くが、又私が五両餞別に進ぜよう、それから此の線香は外から貰ってあるから一箱進ぜよう仏壇へ線香や花の絶えんように上げて置きなさい、是れだけは私が志じゃ」
相「方丈様恐れ入りまする、何うも御出家様からお線香なぞ戴いては誠にあべこべな事で」
良「そんな事を云わずに取って置きなさい」
孝「誠に有り難う存じます」
良「孝助殿気の毒だが、お前はどうも危い身の上でナア、剣の上を渡るようなれども、それを恐れて後へ退るような事ではまさかの時の役には立たん、何でも進むより外はない、進むに利あり退くに利あらずと云うところだから、何でも憶してはならん、ずっと精神を凝して、仮令向うに鉄門があろうとも、それを突切って通り越す心がなければなりませんぞ」
孝「有難うござりまする」
良「お舅御さん、これはねえ精進物だが、一体内で拵えると云うたは嘘だが、仕出し屋へ頼んだ