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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
ア、今夜はおれが幽霊だと知っているから怖くッて口もきけず、膏汗を流して固まっていて、おさえつけられるように苦しかった、そうすると未だ剥してお呉んなさいませんねえ、何うしても剥しておくんなさいませんと、あなたまでお怨み申しますと、恐かねえ顔をしたから、明日は屹度剥しますと云って帰したんだ、それだのに手前に兎や角う嫉妬をやかれちゃア詰らねえよ、己は幽霊に怨みを受ける覚えはねえが、札を剥せば萩原様が喰殺されるか取殺されるに違えねえから、己はこゝを越してしまおうと思うよ」
みね「嘘をおつきよ、何ぼ何でも人を馬鹿にする、そんな事があるものかね」
伴「疑るなら明日の晩手前が出て挨拶をしろ、己は真平だ、戸棚に入って隠れていらア」
みね「そんなら本当かえ」
伴「本当も嘘もあるものか、だから手前が出なよ」
みね「だッて帰る時には駒下駄の音がしたじゃアないか」
伴「そうだが、大層綺麗な女で、綺麗程尚怖いもんだ、明日の晩己と一緒に出な」
みね「ほんとうなら大変だ、私ゃいやだよう」
伴「そのお嬢様が振袖を着て髪を島田に結上げ、極人柄のいゝ女中が丁寧に、己のような者に両手をついて、痩ッこけた