Japanese reading practice

Read classic Japanese books with furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Read 日記 (にっき) by 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in Japanese with furigana. JLPT N3. Tap a word for the meaning.

N3 · intermediate · modern kanji and kana · 40,068 characters · 81 screens

Aozora Bunko

三月三日

三月四日

三月五日

三月六日

木曾の風景よかった。忘られず。楽しく、あっちへゆき、こっちへ来して窓外の景色をながむ。

信州との境近くと、岐阜の境とは違う――自然が。所謂木曾は、ギフの方だろう、荒々しさ、くらさ、しつこさがある、ギフの方が。信州の方、軽い、□もちがう。

常盤館

三月三日(木曜)

蒲郡、自分十二時五十九分。Y一時五分、東西にわかる。

十二時すぎ帰宅

三月四日(金曜)又雪

三月五日(土曜)

積った雪の上に変な大男の跫跡あるのをチビ発見す。すっかり宮本にたのんで、家じゅうのしまりをさせる。

山内さんケイコ

チビの眼など、よく、こまかいところに気がついて面白し。十二位の女の子。

山内さんいろいろ話す。

三月六日(日曜)

ゆうべの跫跡が気になってよく眠らず。然しよく考えて見ると可笑し。幸、雪があったから跫あとが見えたので、天気のよかったときに、何がどうして来たことがあるかもしれず、それは見えないから安心し、見えて、つまり危険のより尠い方にケイカイする。愚心と云うべきだ。

Summer の中、自分が一旦その Passion に自分をまかせたら、自分は全部それにまきこまれる、それを知っておそれ、それをさける、というところあり。