Japanese reading practice

Read classic Japanese books with furigana

ja-reading.com

Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.

なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Read 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.

N2 · advanced · modern kanji and kana · 159,974 characters · 317 screens

Aozora Bunko

浪「いけねえよ、愚図々々口をきかねえで引込みなせい」

と云いながらズッと番頭を引立(ひきた)てに掛るから、

文「あゝ待ちなさい/\、それでは是程云っても聞き入れませんかえ」

浪「聴かれませんよ」

文「愈(いよ/\)聴かれなければ此方(こっち)にも了簡(りょうけん)がある」

浪「聴かなければどうする」

文「聴入(きゝい)れなければ斯様(かよう)致す」

と云いながら突然(いきなり)お浪の髻(たぶさ)を取って引倒(ひきたお)し、拳骨(げんこつ)を固めて二ツ打(ぶ)ちましたが、七人力ある拳骨ですから二七十四人に打たれるようなもので、痛いの何(な)んのと申して、悪婆(あくば)のお浪も驚きました。なれども急所を除(よ)けて打ちます。

文「これ、汝(われ)は不届(ふとゞき)ものだ、手前の亭主はお構い者で、聞けば商人(あきんど)や豪家へ入り、強請(ゆすり)騙(かた)りをして衆人を苦しめると云う事は予(かね)て聞いて居(お)ったが、此の文治郎が本所に居(お)る中(うち)は捨置(すてお)く訳にはいかん、それに此の文治の事を青二才などと云おうようなき悪口(あっこう)を申したな、手前のような奴を活(い)かして置いては大勢の人の難儀になるから打殺(ぶちころ)すのであるが、女の事ゆえ助けてやる、早く家(うち)へ帰って