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みずのおんな
水の女
折口 信夫
Read 水の女 (みずのおんな) by 折口 信夫 (おりくちしのぶ) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 18,525 characters · 38 screens
知られ過ぎた段だが、後々の便宜のために、引いておく。
亦、天皇、其后へ、命詔しめして言はく、「凡、子の名は必、母名づけぬ。此子の御名をば、何とか称へむ。」かれ、答へ白さく、……。又詔命しむるは、「いかにして、日足しまつらむ。」答へ白さく、「御母を取り、大湯坐・若湯坐定め(御母を取り……湯坐に定めてと訓む方が正しいであろう。また、取御母を養護御母のように訓んで、……に――としての義――大湯坐……を定めてとも訓める)て、ひたし奉らば宜けむ。」かれ、其后の白しに随以て日足し奉るなり。又、其后に問ひて曰はく、「汝所堅之美豆能小佩(こおびか)は、誰かも解かむ。」答へ申さく、「旦波比古多々須美智能宇斯王の女、名は兄比売・弟比売、此二女王ぞ、浄き公民(?)なる。かれ、使はさば宜けむ。……」
又、其后の白しのまゝに、みちのうしの王の女等、比婆須比売命、次に弟比売命(次に弟比売命……命……命とあるべきところだ)次に、歌凝比売命、次に円野比売命、併せて四柱を喚上げき。(垂仁記)
唯、妾死すとも、天皇の恩を忘れ敢へじ。願はくは、妾の掌れる后宮の事、宜しく好仇に授け給ふべし。