Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Read 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) by 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in Japanese with furigana. JLPT N3. Tap a word for the meaning.
N3 · intermediate · modern kanji and kana · 156,085 characters · 312 screens
拾ってしらべてみると、話にきいていたB・Dバッジだった。それならきっと、森へくるまでの地面にも落としてあるだろうとおもったので、あとで部下のものにしらべさせた。すると、わしのおもったとおりに落ちていた。それを、みんな拾わせて、ここへ、集めておいたのだ。」
「だから、井上君とノロちゃんが、ゆくえ不明になったことが、わからなかったのですね。もしバッジが、もとの地面に落ちていたら、少年探偵団員のだれかが、みつけたはずですからね。……しかし、きみは、いったい、ぼくのバッジまで取りあげて、それをどうするつもりです。バッジを種に、なにか、もくろむのじゃありませんか。」
小林君が、怪人の顔を、にらみつけてたずねました。
「ウフフフ……、えらい! さすがは、小林君だ。きみはもう、そこまで気がついたのか。うん、むろん、もくろんでいるよ。これを種にして、明智探偵を、おびきよせるのだ。三人の名をほりつけた、このバッジを、道に落としておけば、少年探偵団の子どもが、いつかは、みつける。そうすれば明智探偵の耳に、それがはいる。小林君はじめ、井上、ノロの三人が、どこかに、とらわれていることがわかる。