Japanese reading practice

Read classic Japanese books with furigana

ja-reading.com

Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.

はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Read 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) by 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in Japanese with furigana. JLPT N3. Tap a word for the meaning.

N3 · intermediate · modern kanji and kana · 156,085 characters · 312 screens

Aozora Bunko

少年探偵団

また、モーターボートでにげた大男は、はたして、灰色の巨人なのでしょうか。やがて、それらの秘密のとけるときがきます。

少年探偵団

大賞堂の事件があってから一週間ほどたった、ある日、園井正一君という中学校一年生の少年が、明智探偵事務所へ、助手の小林少年をたずねてきました。

園井少年は、小林君が団長をやっている少年探偵団の団員なのです。小林君は探偵事務所のじぶんの部屋へ、園井君をとおしました。

小林君の部屋は、三畳ほどのせまい洋室です。大きな机と本箱と、いすが三つおいてあります。ふたりは、そのいすにかけて話をしました。

「きみ、青い顔しているよ。なにか心配ごとでもあるの?」

小林君がたずねますと、園井少年は、

「うん、ひじょうに心配なことがあるんだ。それで、団長に相談にきたんだよ。」

といって、話しはじめました。

「ぼくのおとうさんが、こんばん、にじの宝冠を、十人ほどのお友だちに、見せることになっているんだ。その宝冠は、戦争のときから今まで、ずっと、いなかに疎開してあったんだが、それをこんど、うちへ持ってかえったんだ。そして、きょうは、ちょうど、おとうさんの誕生日だもんだから、十人ばかりお客さまがくる。