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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Read 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 196,342 characters · 389 screens
長「若旦那は男が好いから岡惚れをしてはいけません」
富「あら、そんな訳では有りませんが、お内儀がお有んなさいますかえ」
長「えゝ、嫁を探してるんだが、お世話アするような嫁さんがねえんです」
富「おっこちが有りましょうね」
長「そんな事はどうだか知りません、だがね堅え子息さんでございますが、此の頃足を近く廓へどん/\と花魁を買いに往っても、若旦那が惚れて何うの斯うのと云う方ではない、たゞ浮れに往きなさるが、ほんの保養で、松葉屋の八重花花魁を買ってゝ、これへ時々往くばかりなのさ」
富「花魁などと云うものは本当に仕合せでございますねえ、あんな美しいお方がお金をもって遊びに来て下さるのねえ」
長「その代り忌なのが有りますから埋合せでございましょう、花魁は随分苦しいことも有りましょう、傍に居るのも忌な客でも一緒に寝なけりゃアならないからねえ」
富「本当にそうでございますね、松葉屋の八重花さんと仰しゃるのは吉原でございますか」
長「えゝ、京町でございます」
富「親方少し待って下さいまし」
と云いながら奥へ這入り、暫くして鋏を手に持ち出て参り、
富「是はアノ宅のお父さんが鍛って置いた