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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Read 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 189,935 characters · 379 screens
ものと考えます、それを粗相で毀したからとって、此の大事な人間の指い切るの、足い切るのと云って人を不具にするような御遺言状を遺したという御先祖さまが、如何にも馬鹿気た訳だ」
作「黙れ、先祖の事を悪口申し、尚更棄置かんぞ」
權「いや棄置かねえでも構わねえ、素より斬られる覚悟だから、併し私だって斬られめえと思えば、あんた方親子二人がゝりで斬ると云っても、指でも附けさせるもんじゃアねえ、大けい膂力が有るが、御当家へ米搗奉公をしていて、私ア何も知んねえ在郷もんで、何の弁別も有りやしねえが、村の神主さまのお説教を聴きに行くと、人は天が下の霊物で、万物の長だ、是れより尊いものは無い、有情物の主宰だてえから、先ず禁裏さまが出来ても、お政治をなさる公方様が出来ても、此の美作一国の御領主さまが出来やしても、勝山さまでも津山さまでも、皆人間が御政治を執るのかと私は考えます、皿が政治を執ったてえ話は昔から聞いた事がねえ、何様な器物でも人間が発明して拵えたものだ、人間が有ればこそ沼ア埋めたり山ア掘崩したり、河へ橋を架けたり、田地田畠を開墾するから、五※も実って、貴方様も私も命い継いで、物を喰って生きていられるだ