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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
Read 一休さん (いっきゅうさん) by 五十公野 清一 (いずみのせいいち) in Japanese with furigana. JLPT N5. Tap a word for the meaning.
N5 · beginner · modern kanji and kana · 40,517 characters · 82 screens
もう おまえは この いおりを そつぎょうして いいぞ。」
「はい。みな おしょうさまの ごおんで ございます。」
「ついては、おまえに さしょうを あたえたい。」
さしょうと いうのは、いまの そつぎょうしょうしょと おなじものです。わしの もとで 五ねんあまり こっくべんれいして、ぶっきょうの おうぎに たっしたと いう しるしです。
かそうさまの さしょうは、どんな りっぱな てらの じゅうしょくにも なれる 高い ねうちの あるものです。
が、一休さんは いいました。
「おしょうさま、ありがとうございます。でも、わたしは ごじたい いたします。」
「いらぬか?」
おしょうさまは やさしく いいました。
「はい……。」
「一休よ。おまえは わしの あとを ついで、大とくじの じゅうしょくに なって もらわねばならぬ。それには この さしょうが いるのじゃ。」
かそうさまは 一休さんを じぶんの あとつぎにして、むらさき野の 大とくじの じゅうしょくに しようと して いたのでした。
「はい。おしょうさまの おなさけに そむくようで こころが いたみますが、わたしは てらの じゅうしょくには なりたく ございません。