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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
Read 一休さん (いっきゅうさん) by 五十公野 清一 (いずみのせいいち) in Japanese with furigana. JLPT N5. Tap a word for the meaning.
N5 · beginner · modern kanji and kana · 40,517 characters · 82 screens
なんと いっても、お正月は めでたい ときです。その めでたい ときに、一休さんは どうして そんなことをして、ひとを いやがらせたのでしょう。
それは、こういう わけでした。
そのころ 京都の まちは 大へん ぜいたくに なっていました。それ ばかりでなく、かねかしとか、よくないものが はびこって、たかい りしを とっては ひとびとを くるしめて いました。
一休さんは それを いましめようと したのでした。
ことに ぜにや きゅうべえは、かねかしの なかでも いちばん たちの わるい やつで、きゅうべえから かねを かりた ひとは、みな くるしんで いました。それで、一休さんは きゅうべえの いえには わざわざ たちよって、しゃれこうべを つきつけ、
「おまえは、かね かねと いって、びんぼうにんから たかい りしを まきあげ、じぶんだけ ぜいたくをして ひとを くるしめて へいきで いるが、おまえが いくら かねを ためても、しんで しまえば、この しゃれこうべと おんなじに なるのだよ。かねは あのよに もって いかれない。ちと こころを あらためなさい。