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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Read 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) by 野村 あらえびす (のむらあらえびす) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 344,837 characters · 680 screens
ドビュッシーのピアノ音楽の美しさは、コルトーの演奏によって満喫させられると言っても差支えはない。寒々と身に沁む雪片の踊り、おどけたようなゴリウォークの踊り、すべてが詩であり、活きた絵画であった。
その後のコルトーの飛躍は世にも目ざましいものであった。ことごとくのレコードが、ピアノ音楽好きを夢中にさせるに充分であったと言ってもいい。その中で最も優れたものを、挙げて見るとしよう。(コルトーのレコードは全部ビクターから出ている)
まずシューマンの作品からは、
『交響的練習曲』(作品一三及び遺作)
(七四九三―五、名曲集一二二)
『謝肉祭』(作品九)
(JD七五一―三、名曲集六一〇)
『ピアノ協奏曲=イ短調』(作品五七)
ロナルド指揮、倫敦フィルハーモニック管弦団
(JD三四七―五〇、名曲集五三二)
『幼き日の思い出』(作品一五)
(JD八四〇―一)
『クライスレリアーナ』(作品一六)
(JD九五一―四、名曲集六四五)
『胡蝶の舞』(作品二)
(JE九七―八)
コルトーは青年時代の一部をドイツで過し、ドイツ音楽の研究に没頭したことは前にも書いた。コルトーのシューマンは、その頃の研究の賜物で、コルトー自身「若い時の仕込み」