Japanese reading practice

Read classic Japanese books with furigana

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しこくへんろにっき

四国遍路日記

種田 山頭火

Read 四国遍路日記 (しこくへんろにっき) by 種田 山頭火 (たねださんとうか) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.

N2 · advanced · modern kanji and kana · 15,842 characters · 32 screens

Aozora Bunko

どしゃぶり! まったくそうだった、そしてそれを吹きまくる烈風、雨が横さまに簾のようになってそそいだ、私は天からたたきつけられたように感じた、むしろ痛快だった。

暮れちかく宍喰町まで来たには来たが、また泊れない、ようやく甲ノ浦まで来て、ようやく泊めて貰うことが出来た、ありがたかった、よい宿でもあってうれしかった、同宿に気むつかしい病人がいていやだったが。

宿のおばさんがお祭の御馳走のお裾分だといって、お鮨を一皿おせったいして下さった、おいしかった、私も今夜は二杯傾けた。……

野宿いろ/\

波音おだやかな夢のふるさと

秋風こんやも星空のました

落葉しいて寝るよりほかない山のうつくしさ

生きの身のいのちかなしく月澄みわたる

いつぞやの野宿を

わがいのちをはるもよろし

大空を仰げば月の澄みわたるなり

留置郵便はうれしいありがたい

秋のたより一ト束おつかけてゐた

波音の松風の秋の雨かな

歩るくほかない秋の雨ふりつのる

十一月五日 快晴、行程五里、佐喜浜、樫尾屋。

すっきり霽れあがって、昨日の時化は夢のように、四時に起きて六時立つ。

今日の道はよかった、すばらしかった(昨日の道もまた)。