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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Read 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 109,545 characters · 216 screens
めえの、相手は何者だ、男らしく有体に申上げた其の上でお慈悲を願うが宜(よ)いぞ、己(おれ)たちも悪くは計らわねえ、ぐず/\すると却(かえ)って貴様の為にならねえぞ」
友之助は怪訝(けゞん)な面持(おももち)にて、
友「へえ、あの蟠龍軒めが何(ど)うぞしましたか」
林「友、しらばっくれるな、あの時アたしか三人だったなア」
友「あなたの仰しゃることは何が何(なん)だか一向分りませんが」
林「ふむゝ、貴様は往生際(おうじょうぎわ)の悪い奴だな、よし此の上は手前(てめえ)の身体に聞くより外(ほか)はねえ」
主「えゝ親分、一体これは何ういう訳ですか」
林「汝(われ)の知った事じゃアねえや」
主「それでも斯様(こん)な大病人(たいびょうにん)を何うなさる積りで」
林「おい金藏、この親爺も腰縄(こしなわ)にしてくれえ、兎(と)も角(かく)も玄関まで引いて往(い)くから……」
この玄関と申しますのは、其の頃名主の邸(やしき)を通称玄関と申したのでございます。
主「親分、なんで其様(そん)な足腰の立たないものをお縛りなさるのです、私(わたくし)ア名主様へ引かれる