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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
みね「いゝよ私ゃア云うよ、云いますよ、それから貧乏世帯を張っていた事だから、私も一生懸命に三晩寝ないで夜延をして、お酒を三合買って、鮭のせんばいで飲ませてやった時お前は嬉しがって、其の時何と云ったい、持つべきものは女房だと云って喜んだ事を忘れたかい」
伴「大きな声をするな、それだから己はもう彼処へ行かないというに」
みね「大きな声をしたっていゝよ、お前はお國さんの処へお出でよ、行ってもいゝよ、お前の方で余り大きな事を云うじゃアないか」
と尚々大きな声を出すから、伴藏は
「オヤこの阿魔」
といいながら拳を上げて頭を打つ、打たれておみねは哮り立ち、泣声を振り立て、
みね「何を打ちやアがるんだ、さア百両の金をおくれ、私ゃア出て参りましょう、お前は此の栗橋から出た人だから身寄もあるだろうが、私は江戸生れで、斯んな所へ引張られて来て、身寄親戚がないと思っていゝ気に成って、私が年を取ったもんだから女狂いなんぞはじめ、今になって見放されては喰方に困るから、これだけ金をおくれ、出て往きますから」
伴「出て往くなら出て往くがいゝが、何も貴様に百両の金を遣るという因縁がねいやア」