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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
間、今度抱え入れた草履取の孝助は、年頃二十一二にて色白の綺麗な男ぶりで、今日しも三月二十二日殿様平左衞門様にはお非番でいらっしゃれば、庭先へ出て、彼方此方を眺めおられる時、此の新参の孝助を見掛け。
平「これ/\手前は孝助と申すか」
孝「へい殿様には御機嫌宜しゅう、私は孝助と申しまする新参者でございます」
平「其の方は新参者でも蔭日向なくよく働くといって大分評判がよく、皆の受がよいぞ、年頃は二十一二と見えるが、人品といい男ぶりといい草履取には惜しいものだな」
孝「殿様には此の間中御不快でございましたそうで、お案じ申上げましたが、さしたる事もございませんか」
平「おゝよく尋ねて呉れた、別にさしたる事もないが、して手前は今まで何方へか奉公をした事があったか」
孝「へい只今まで方々奉公も致しました、先ず一番先に四谷の金物商へ参りましたが一年程居りまして駈出しました、それから新橋の鍜冶屋へ参り、三月程過ぎて駈出し、又仲通りの絵草紙屋へ参りましたが、十日で駈出しました」
平「其の方のようにそう厭きては奉公は出来ないぞ」
孝「いえ私が倦きっぽいのではございませんが、私はどうぞして武家奉公が致したいと思い、其の訳を叔父に頼みましても、叔父は武家奉公は面倒だから町家へ往けと申しまして彼方此方奉公にやりますから、私も面当に