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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
日はあるがと云う譬の通りで、お前のことは少しも忘れたことはない、雪の降る日は今日あたりはどんな山を越すか、風の吹く日はどんな野原を通るかと、雨につけ風につけお前の事ばかり少しも忘れた事はござらん、ところへ思いがけなくお帰りになり、誠に喜ばしく思いまする、娘もお前のことばかり案じ暮らし、お前の立った当座は只だ泣いてばかりおりましたから私がそんなにくよ/\して煩いでもしてはいかないから、気を取り直せよといい聞かせて置きましたが、お前もマア健かでお早くお帰りだ」
孝「私は今日江戸へ着き、すぐに谷中の幡随院へ参詣をいたして来ましたが、明日は丁度主人の一周忌の年囘にあたりまするゆえ、法事供養をいたしたく立帰りました」
相「そうか、如何にも明日は飯島様の年囘に当るからと思ったが、お前がお留守だから私でも代参に行こうかと話をしていたのだこれ婆ア、こゝへ来な、孝助様がお帰りになった」
婆「あら若旦那様お帰り遊ばしませ、御機嫌様よろしゅう、貴方がお立ちになってからというものは、毎日お噂ばかり致しておりましたが、少しもお窶れもなく、お色は少しお黒くおなり遊ばしましたが、相変らずよくまアねえ」