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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
事はない、人相に出ているから仕方がない、屹度逢っている」
孝「それは間違いでございましょう」
白「間違いではない、極めた所を云ったのだ、それより外に見る所はない、昼寝をするんだから帰っておくれ」
とそっけなく云われ、孝助は後を細かく聞きたいからもじ/\していると、また門口より入り来るは女連れの二人にて、
女「はい御免下さいませ」
白「あゝ又来たか、昼寝が出来ねえ、おゝ二人か何一人は供だと、そんなら其処に待たして此方へお上り」
女「はい御免くだされませ、先生のお名を承わりまして参りました、どうか当用の身の上を御覧を願います」
白「はい此方へお出で」
と又此の女の相をよく/\見て、
「これは悪い相だなア、お前はいくつだえ」
女「はい四十四歳でございます」
白「これはいかん、もう見るがものはない、ひどい相だ、一体お前は目の下に極縁のない相だ、それに近々の内屹度死ぬよ、死ぬのだから外に何にも見る事はない」
と云われて驚き暫く思案を致しまして、
女「命数は限りのあるもので、長い短かいは致し方がございませんが、私は一人尋ねるものがございますが、其の者に逢われないで死にます