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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
白「人相が名人というわけでもあるまいが、皆こうなっている因縁だから見料はいらねえから帰りな、ナニ些とばかり置いて行くか、それも宜かろう」
りゑ「種々お世話様、有り難う存じました、孝助や種々話もしたい事があるから斯うしよう、私は今馬喰町三丁目下野屋という宿屋に泊っているから、お前よ一ト足先へ帰り、供を買物に出すから、其の後へ供に知れないように上っておいで」
白「嘸嬉しかろうのう」
孝「さようならば、これから直見え隠れにお母様のお跡に付いて参りましょう、それはそうと」
と云いつゝも懐中より何程か紙に包んで見料を置き、厚く礼を述べ白翁堂の家を立出で、見え隠れに跡をつけ、馬喰町へまいり、下野屋の門辺に佇み待って居るうちに、供の者が買ものに出て行きましたから、孝助は宿屋に入り、下女に案内を頼んで奥へ通る。
りゑ「サア/\/\此処へ来な、本当にマアどうもねえ」
と云いながら孝助をつく/″\見て、
「見忘れはしませぬ幼顔、お前の親御孝藏殿によく似ておいでだよ、そうして大層立派におなりだねえ、お前がお父様の跡を継いで、今でもお父様はお存生でいらッしゃるかえ」
孝「はい、お母様此の両隣の座敷には誰も居りは致しませんか」