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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
ものだのう、これから宇都宮へ行けば私がよき手引をして、屹度両人を討たせるから」
と互に言葉を誓い孝助は暇を告げて急いで水道端へ立帰りました。
相「おや孝助殿、大層早くお帰りだ、いろ/\お買物が有ったろうね」
孝「いえ何も買いません」
相「なんの事だ、何も買わずに来た、そんなら何か用でも出来たかえ」
孝「お父様どうも不思議な事がありました」
相「ハヽ随分世間には不思議な事も有るものでねえ、何か両国の川の上に黒気でも立ったのか」
孝「左ようではございませんが、昨日良石和尚が教えて下さいました人相見の所へ参りました」
相「成程行ったかえ、そうかえ、名人だとなア、お前の身の上の判断は旨く当ったかえ/\」
孝「へい、良石和尚が申した通り、私の身の上は剣の上を渡る様なもので、進むに利あり退くに利あらずと申しまして、良石和尚の言葉と聊か違いはござりません」
相「違いませんか、成程智識と同じ事だ、それから、へえそれから何の事を見て貰ったか」
孝「それから私が本意を遂げられましょうかと聞くと、本意を遂げるは遠からぬうちだが、遁れ難い剣難が有ると申しました」
相「へえ剣難が有ると云いましたか、それは極心配になる、又昨日のような事があると大変だからねえ、其の剣難は何うかして遁れる