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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
実子なれども、一旦離縁を取ったれば黒川の家の子、此の家に再縁する上からは、今はお前は私の為に猶更義理ある大切の娘なりや、縁の切れた忰の情に引かされて、手引をしてお前達を討たせては、亡くなられたお前の親御樋口屋五兵衞殿の御位牌へ対して、何うも義理が立ちませんから、悪い事を云うた、何うしたら宜かろうかと道々も考えて来ましたが、孝助は後になり先になり私に附きて此の地に参り、実は今晩九時の鐘を合図に庭口から此家に忍んで来る約束、討たせては済まないから、お前達も隠さず実はこれ/\と云いさえすれば、五郎三郎から小遣に貰った三十両の内、少し遣って未だ二十六七両は残ってありますから、これをお前達に路銀として餞別に上げようから、少しも早く逃げのびなさい、立退く道は宇都宮の明神様の後山を越え、慈光寺の門前から付いて曲り、八幡山を抜けてなだれに下りると日光街道、それより鹿沼道へ一里半行けば、十郎ヶ峰という所、それよりまた一里半あまり行けば鹿沼へ出ます、それより先は田沼道奈良村へ出る間道、人の目つまにかゝらぬ抜道、少しも早く逃げのびて、何処の果なりとも身を隠し、悪い