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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
ゆえ、十一歳の時から今日まで剣術を覚えたいと心掛けて居りましたが、漸々のことで御当家様にまいりまして、誠に嬉しゅうございます、是からはお剣術を教えて戴き、覚えました上は、それこそ死にもの狂いに成って親の敵を討ちますから、どうぞ剣術を教えて下さいませ」
平「孝心な者じゃ、教えてやるが手前は親の敵を討つというが、敵の面体を知らんで居て、相手は立派な剣術遣で、もし今己が手前の敵だと云ってみす/\鼻の先へ敵が出たら其の時は手前どうするか」
孝「困りますな、みす/\鼻の先へ敵が出れば仕方がございませんから、立派な侍でも何でもかまいません、飛ついて喉笛でも喰い取ってやります」
平「気性な奴だ、心配いたすな、若し敵の知れた其の時は、此の飯島が助太刀をして敵を屹度討たせてやるから、心丈夫に身を厭い、随分大切に奉公をしろ」
孝「殿様本当にあなた様が助太刀をして下さいますか、有難う存じます、殿様がお助太刀をして下さいますれば、敵の十人位は出て参りましても大丈夫です、あゝ有難うございます、有難うございます」
平「己が助太刀をしてやるのをそれ程までに嬉しいか可愛そうな奴だ」