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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
処から、ついふら/\と出来心で泥坊をやったが病付となり、此の間道はよく宇都宮の女郎を連れて、鹿沼の方へ駈落するものが時々あるので、こゝに待伏せして、サア出せと一言いえば、私は剣術を知らねえでも、怖がって直きに置いて行くような弱い奴ばっかりですから、今日もうっかり源様と知らず掛かりましたが、貴方に抜かれりゃアおッ切られてしまう処、誠になんともはや」
源「これ龜藏、手前も泥坊をするのか」
龜「へい雲助をしていやしたが、ろくな酒も飲めねえから太く短くやッつけろと、今では斯な事をしておりやす」
と云われ、源次郎は暫し小首を傾げて居りましたが、
「好い所で手前達に逢うた、手前達も飯島の孝助には遺恨があろうな」
龜「えゝ、ある所じゃアありやせん、川の中へ放り込まれ、石で頭を打裂き、相助と二人ながら大曲りでは酷い目に逢い、這々の体で逃げ返った処が、此方はお暇、孝助はぬくぬくと奉公しているというのだ、今でも口惜しくって堪りませんが、彼奴はどうしました」
源「誰も外に聞いている者はなかろうな」
相「へい誰がいるものですか」
源「此の國の兄の宅は杉原町の越後屋五郎三郎だから、暫く彼処に匿まわれていた