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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
孝「やい悪人わりゃア恩義を忘却して、昨年七月廿一日に主人飯島平左衞門の留守を窺い、奥庭へ忍び込んでお國と密通している所へ、此の孝助が参って手前と争った所が、手前は主人の手紙を出し、それを証拠だと云って、よくも孝助を弓の折で打ったな、それのみならず主人を殺し、両人乗込んで飯島の家を自儘にしようと云う人非人、今こそ思い知ったか」
と云いながら栗の根株へ両人の顔を擦付けますから、両人とも泣きながら、
「免せえ、堪忍しておくんなさいよう」
というのを耳にも掛けず、
孝「これお國、手前はお母様が義理をもって逃がして下すったのは、樋口屋の位牌へ対して済まんと道まで教えて下すったなれども、自害をなすったも手前故だ、唯一人の母親をよくも殺しおったな、主人の敵親の敵、なぶり殺しにするから左様心得ろ」
と、これから差添を抜きまして、
孝「手前のような悪人に旦那様が欺されておいでなすったかと思うと」
といいながら顔を縦横ズタ/\に切りまして、又源次郎に向い、
孝「やい源次郎、此の口で悪口を云ったか」
とこれも同じくズタ/\に切りまして、又母の懐剣で止めをさして、両人の首を切り髻を持ったが、首という物は重い