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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
伴「先生々々」
勇「誰だのウ」
伴「伴藏でごぜえやす」
勇「なんだのウ」
伴「先生一寸こゝを明けて下さい」
勇「大層早く起きたのウ、お前には珍らしい早起だ、待て/\今明けてやる」
と掛鐶を外し明けてやる。
伴「大層真暗ですねえ」
勇「まだ夜が明けきらねえからだ、それに己は行灯を消して寝るからな」
伴「先生静かにおしなせえ」
勇「手前が慌てゝいるのだ、なんだ何しに来た」
伴「先生萩原さまは大変ですよ」
勇「何うかしたか」
伴「何うかしたかの何のという騒ぎじゃございやせん、私も先生も斯うやって萩原様の地面内に孫店を借りて、お互いに住っており、其の内でも私は尚お萩原様の家来同様に畑をうなったり庭を掃いたり、使い早間もして、嚊は洒ぎ洗濯をしておるから、店賃もとらずに偶には小遣を貰ったり、衣物の古いのを貰ったりする恩のある其の大切な萩原様が大変な訳だ、毎晩女が泊りに来ます」
勇「若くって独身者でいるから、随分女も泊りに来るだろう、併し其の女は人の悪いようなものではないか」
伴「なに、そんな訳ではありません、私が今日用が有って他へ行って、夜中に帰ってくると、萩原様の家で女の声がするから一寸覗きました」