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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
時藏も打たれて同じく溝へ落ちたのを見て、
孝「やい、何をしやアがるのだ、サア何奴でも此奴でも来い飯島の家来には死んだ者は一疋も居ねえぞ、お印物の提灯を燃やしてしまって、殿様に申訳がないぞ」
飯「まア/\もう宜しい、心配するな」
孝「ヘイ、これは殿様どうしてこゝへ、私がこんなに喧嘩をしたのを御覧遊ばして、又私が失錯るのですかなア」
飯「相川の方も用事が済んだから立帰って来たところ、此の騒ぎ、憎い奴と思い、見ていて手前が負けそうなら己が出て加勢をしようと思っていたが、貴様の力で追い散らして先ず宜かった、焼落ちた提灯を持って供をして参れ」
と主従連立って屋敷へお帰りに成ると、お國は二度恟りしたが、素知らぬ顔で此の晩は済んでしまい、翌朝になると隣の源次郎が済してやってまいり、
源「伯父様お早うございます」
飯「いや、大分お早いのう」
源「伯父様、昨晩大曲りで御当家の孝助と私共の相助と喧嘩を致し、相助はさん/″\に打たれ、ほう/\の体で逃げ帰りましたが、兄上が大層に怒り、怪しからん奴だ、年甲斐もないと申して直に暇を出しました、就いては喧嘩両成敗の譬の通り、御当家の孝助も定めてお暇になりましょう、家来の身分として私の遺恨を以て喧嘩などをするとは以ての外の事ですから、兄の名代で一寸念の為めにお届にまいりました」