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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Read 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 125,950 characters · 249 screens
処へ来て打擲きするは余りじゃアないか、此処で別れるとお云いのはお前見捨てる了簡かえ」
四十一
又「己は愛想が尽きて厭になった、ふつ/\厭になった、坊主頭を抱えて好い年をして嫉妬を云やアがるし、いやらしい事ばかり云うから腹が立って堪らんわい、人中だから耐えて居た、殊に亭主の頭を打ちやアがって、さア是れで別れよう」
梅「呆れてしまった、私を見捨てる…あ痛い何をするのだね、何うも怖ろしい人じゃアないか、腹立紛れに打ったのは悪いと謝まるじゃアないか、こんな峠へ来て何だねえ、私を見捨てゝ行処のない様にして何うする気だねえ」
又「何うも斯うもない、一大事の事を嫉妬紛れにぎゃア/\云って、二人の首の落るを知らぬか、余り馬鹿で愛想が尽きた」
梅「愛想が尽きたってお前さん」
又「さっ/\と行け」
梅「あれ危い、胸を突いて谷へでも落ちたら何うするのだね、本当に怖い人だ、それじゃア何だね私にお前愛想がつきて邪魔になるから、お前の身の上を知って居るから谷へ突落して殺す了簡かえ」
又「えゝ知れた事だ」
と云いながら道中差の小長いのを引抜きましたから、お梅は驚きまして、ばた