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ねぎしおゆきのまつ いんがづかのゆらい
根岸お行の松 因果塚の由来
三遊亭 円朝
Read 根岸お行の松 因果塚の由来 (ねぎしおゆきのまつ いんがづかのゆらい) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 78,967 characters · 157 screens
うちに詫言(わびごと)せんと、久し振で東京へ出てまいり、まだ鳶頭(かしら)の勝五郎も生きているに違いないからッて、尋ねてまいりましたは下谷の二長町(にちょうまち)でげすが、勝五郎の住(すま)っていた長屋は矢ッ張りございますんで、お両人(ふたり)はヤレよかったと喜び、台所口からのぞいて見ると、朝のことでげすから勝五郎は火鉢のわきで楊枝をつかっている、自分の年をとったことは分りませんが、他人(ひと)の老けたのは能くわかるもので、
若「ちょいとお前さん御覧なさい、鳶頭も大層年をとりましたことねえ」
伊「成程すっかり胡麻塩になっちまった、己(おい)らだッて他人(ひと)から見ると、矢ッ張り爺い婆アになってるんだよ」
若「本当(ほんと)にそうでしょうねえ、神奈川へ行ったのも昨日今日のように思ってるが、二十年(ふたむかし)にもなるんだからねえ、高根の伯父もさぞ年をとったでしょう、まさかもう頑固もいいますまいよ」
伊「岩の手前(てめえ)も面目ねえや、ハヽヽヽそんな事を言ってたッて始まらねえ」
と伊之助が訪(おとな)いまして、神奈川在からお若と伊之助が尋ねて参ったと申すと、楊枝を啣(くわ)えておりました