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うめわかしちべえ
梅若七兵衛
三遊亭 円朝
Read 梅若七兵衛 (うめわかしちべえ) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 4,690 characters · 10 screens
七「へえ」
殿「誠に久しく会わんのう」
七「へえ」
殿「再度書面を遣ったに出て来んのは何ういうわけか」
七「へえ」
殿「他へでも往ったか」
七「へえ」
殿「煩いでもしたか」
七「へえ」
殿「然うでもないようだな」
七「へえ」
殿「何だかそれじゃア分らん、迎いをやっても来てくれんから恨んでいた。今日は宜く出て来たの」
七「へえ」
殿「続いて寒いから雪催しで有るの」
七「へえ」
殿「何だえ……御覧なさい、あの通りで……これ誰か七兵衞に浪々酌をしてやれ、膳を早く……まア/\これへ……えゝ此の御方は下谷の金田様だ、存じているか、これから御贔屓になってお屋敷へ出んければ成らん」
金田「予て噂には聞いていたが未だしみ/″\会わん、下谷辺へ来るような事があったら、身が屋敷へも寄っておくれ」
七「へえ……彼方へは往きません、面倒だから何処も往きません」
殿「何かぐず/″\口の内で言っているな、浪々酌をしてやれ、もう一杯やれ」
七「へえ、お酒なら否とは云いません」
殿「其の方が久しく参らん内に私は役替を仰せ付けられて、上より黄金を二枚拝領した、何うだ床間にある、悦んでくれ」
七「へえ」
と張合のない