Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Read 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 159,974 characters · 317 screens
袂落(たもとおと)しを戴いたの、ヤレ斯う云う指環(ゆびわ)を戴いたのと云いましても、私(わたくし)にはお顔を存じませんから一向お客様の事は存じませんが、彼(あ)の通りの奴で何時(いつ)までも子供のようですから、冗談でもおっしゃる方がありますと駈け出して仕舞う位で、お客様に戴いた物でも持栄(もちばえ)がございません、指環を嵌(は)めてお湯などへ往ってはげるといけないと云うと、はげやアしない真から金(きん)だものなどと申して誠に私(わたくし)も心配致します、オホヽヽヽヽ、貴方様(あなたさま)は番町の殿様で」
文「いや手前は本所業平橋に居(お)る浪島文治郎と申す至って武骨者、以後幾久しくお心安く」
さ「はい、業平橋と云う所は妙見様(みょうけんさま)へ往(ゆ)く時通りましたが、あゝ云う処へお住いなすっては長生(ながいき)をいたしますよ、彼処(あすこ)がお下屋敷(しもやしき)で」
文「いえ/\、私(わし)は屋敷などを持つ身の上ではありません、無禄の浪人です、お母(っか)さん実はお村さんのことに就(つ)いて話があって来ましたが、お村さんは私(わし)の処へ泊めて置きましたが、お知らせ申す