Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Read 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) by 高山 毅 (たかやまつよし) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 54,555 characters · 109 screens
よし、おれが一人でひきうけてやる。)
こうおもいたった諭吉は、すぐに、あちらこちらに手をまわしてしらべました。さいわい、武揚はまだころされず、ろうやにとらわれの身となっていました。
「ころされるかどうか、そこのところはどうもわかりませんが、とにかく、ただいまのところは、病気もせず、元気でいます。」
としらせてやりました。すると、江連から、
「母と姉が、東京へいきたいといいますが、いってもよいでしょうか。」
といってきました。
「わたしは、政府からにらまれてもかまわないから、どうぞ、東京へでていらっしゃい。」
諭吉が、こうへんじをかいたので、二人はよろこびいさんで、諭吉のところにやってきました。そうして、武揚のようすをたずねたり、ひつようなものをさし入れたりしているうちに、武揚のお母さんは、一どでいいから、むすこにあいたいといいだしました。
諭吉は、なんとかして、あわせてやりたいとおもいましたが、どうしたら、あわせられるのか、それがわかりません。あれやこれやとかんがえたすえ、武揚のお母さんにあいがん書というものをかいてださせることをおもいつきました。その文章は、お母さんがかいたもののようにして、諭吉がかいてやりました。