Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ああぎょくはいにはなうけて

ああ玉杯に花うけて

佐藤 紅緑

Lesen Sie ああ玉杯に花うけて (ああぎょくはいにはなうけて) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 126.617 Zeichen · 250 Bildschirme

Aozora Bunko

二、三人がどなった。

「あやまらないからなぐったんだ」

「ぐずぐずいわんと早く歩け」

「おれをどうするんだ」

五、六人の人々が玄関口で押しあった。その中から伯父さんの半裸体の姿があらわれた、伯父さんの顔はまっさおになってくちびるから血がしたたっていた、かれのやせた肩は呼吸の度ごとにはげしく動いた。

「さあでろ」と巡査がいった。

「はきものがない」と伯父さんがいった。

「そのままでいい」

「おれはけだものじゃねえ」

だれかが外からぞうりを投げてやった、伯父さんはそれをはいた。

「伯父さん!」とチビ公は門内にかけこんでいった。

「おお千三か、おまえのかたきは討ってやったぞ、いいか明日から商売に出るときにはな、鉄砲となぎなたとわきざしとまさかりと七つ道具をしょってでろ、いいか、助役のせがれが強盗にでても警察では豆腐屋を保護してくれないんだからな」

こういった伯父さんの息は酒くさかった。

「歩け」と巡査がいった。

「待ってくださいおまわりさん」とチビ公は巡査の前にすわった。

「伯父さんは酔ってるんです、伯父さんをゆるしてください、明日の朝になって酒がさめたら伯父さんと一緒に警察へあやまりにまいります、伯父さんがいなければ私一人では豆腐を作ることができません」