Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あまりもの
あまり者
徳永 直
Lesen Sie あまり者 (あまりもの) von 徳永 直 (とくながすなお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.421 Zeichen · 17 Bildschirme
それに戦捷当時のしかも第十三連隊麾下の私の村では在郷軍人会が発展して青年達は軍国主義的な気風と、私達細民階級に対する蔑視観念が強くなっていた。
従って私は小学校を卒業して活版屋の小僧になると、なおさら気まずい村の青年達とは一緒に行動をするのが嫌で、市内の工場労働者達の群にいた。
その頃は兵さんも、もう一廉の若者になっていた。牛や馬と同様に納屋の天井裏に、鼠と一緒に寝起しては酷き使われながらも、兵さんは二十前後のちゃんとした若者であった。
小山の様に沢山の桑の葉を担いで、運んでいる時の兵さん、村の休み日等に仲間外れにされて、しょんぼりと用もない、面白くもない私の家等に来て、屈託そうに時間をつぶしている兵さんを、私は見かける度に、ほんとうに「あまり者」だと言う気がした。牛や馬以上に従順であっても此の通り、モシ、従順でなかったら、傲慢な百姓達は恐らく此の「あまり者」を打ち殺して了うだろうと私は思った。
ある晩だった。村祭りも間近くになった。鎮守の境内に青年団の有志と言うのが、ごたごた集まっていた。そして何かのきっかけから、石灯籠の台を担ぎっくらをしていたのだった。