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Japanische Klassiker mit Furigana

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あめんちあ

あめんちあ

富ノ沢 麟太郎

Lesen Sie あめんちあ von 富ノ沢 麟太郎 (とみのさわりんたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.594 Zeichen · 83 Bildschirme

Aozora Bunko

「思いつき……書けるかね?」

「ふむ、イマジナティヴ・コンポジションと言った方がいい、書くとするなら……」

「ふむ、しかしこれは、おれがいままでに見た映画のつぎはぎさ、本心を言うと。

で、おれは(夢に見た映画)と題をつけておいたぐらいだ。

形式についてもかなり作意したつもりだ。

いま話したあのまま書くつもりだ。

それにしても純然たる竊盗かも知れないが――くだらないテイマでね、うっかり書いてしまうものなら子供じみたモラル風の味の外はでそうにもない、それともそんな味さえ消えてなくなるかも知れない。

焦点がなくなって。

つまりやぶにらみになって……」

彼はいままでに思ってもみなかったことを言ってから、かすかに忍び笑いをした。

それは彼自身のためにであった。

そうして彼には、柄にもなく大仰なことを言ってしまったことが、劇しく後悔されはじめた。

彼の言ったことは、すべて過失として後悔されはじめた。

彼は出来るだけの機会を捉えて親んで来た所謂イマジナティヴ・コンポジションが、たった一言で無惨にも蹴散らされたと思えば、それまでのことであるが、蜂の巣のように破れている頭を信じている自分が情なく感じられた。