Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あるひのせんせいとこども
ある日の先生と子供
小川 未明
Lesen Sie ある日の先生と子供 (あるひのせんせいとこども) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.639 Zeichen · 8 Bildschirme
吉雄は、こうしている間に、餌ちょくの水が凍ってしまったのを見ました。彼は、また新しい水を換えてやりました。凍ってしまっては、やまがらが、水を飲むのに、困るだろうと思ったからです。
このとき、ふと、吉雄は、さっきお母さんがおいいなされたことから、
「やまがらにも、あたたかなお湯をいれてやったら、体があたたまって、元気が出るだろう。」と、思いつきました。そこで、彼は、こんど餌ちょくの中に、お湯をいれてきてやりました。
「さあ、お湯をのむと、体があたたかになるよ。」と、吉雄は、やまがらに向かっていいました。
やまがらは、くびをかしげて、不思議そうに、餌ちょくから立ちのぼる湯気をながめていました。そして、吉雄が、そこに見ている間は、まだお湯をば飲みませんでした。
吉雄は、学校へゆくのが、おくれてはならないと思って、やがて、かばんを肩にかけ、弁当を下げて出かけました。
吉雄は、学校へいってから、友だちといろいろ話したときに、自分は今日くる前に、やまがらにお湯をやってきたということを話しました。
すると、その友だちは、たまげた顔つきをして、
「君、やまがらはお湯など、飲ませると、死んでしまうぞ。