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Japanische Klassiker mit Furigana

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いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

今日は応接間の絨毯を台なしにして、校長に叱られた。乃公は猫の頚にインキ瓶を結い付けたばかりで、三日間の禁足になって了った。今に彼の猫を打殺して了うからいい。

金曜日は悪い日だとお島が能く言ったが、全く然うである。金曜日というと屹度お目玉を頂戴するような事が起る。今日は大変な事が起った。

二時間目は歴史だった。鈴が鳴って皆が教場に入っても、木乃伊は出て来ない。木乃伊は校長の綽名である。埃及の木乃伊に顔が似ているというので先日から木乃伊木乃伊と呼んでいる。乃公は如何したのだろうと思って、見に行こうとすると、皆は止せ止せ忘れているんだ、とガヤガヤ談話をしている。馬鹿な奴だ。一体お前さん達は何しに学校へ来ている。貴重の時間を空費して嬉しいのか。

乃公は窃と校長の室へ行って見た。来ない筈だ。木乃伊はストーブの側で椅子に凭れて、心持好さそうに居睡をしている。恁うなると校長も他愛ないものだ。乃公が近傍へ行っても知らずにいる。其中に首がコックリと下った。其拍子に頭の毛が一寸ばかり辷った。乃公は喫驚して逃げて来た。

「おい、大変だぜ。校長さんの頭の毛が辷ったぜ」

「なあに彼は仮髪を被ってるんだ。