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Japanische Klassiker mit Furigana

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いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

一寸乗って御覧なさいと言うから乃公は鞄を投り出して、彼方此方と乗り廻した。道で先生に会ったのには弱った。それから馬喰の子と牛ごっこをして遊んだ。彼の子が牛になって、乃公が牛方になった。若し馬喰が知らないでいたら、彼の子は可哀そうに首が締って死んだかも知れない。けれども乃公の罪じゃない。先方が無暗に引張るから悪い。乃公は唯縄の端を堅く握っていたばかりだ。

もうあなたは学校へ行ったら宜かろうと言うから乃公は学校へ行った。たった三時間後れたばかりだ。

三時に家へ帰ったが、家で遊んで又何か壊すと悪いから、乃公は釣魚に出掛けた。いつかぶくぶくしそこなった水車の傍へ針を下したが、が二尾漁れたばかりだ。退屈だから乃公は持って来たパンやビスケットやワッフルを喰べていた。そして最早帰ろうと思っていると、浮標が急に沈んだ。どうせ又河草か何かに引掛ったのだろうと思ったが、竿まで動いているから、引張って見ると、釣れた、釣れた、鰻が釣れた。話にすれば鰐ぐらいな鰻だ。乃公は大威張りで帰って来た。

道で何処かの老爺さんが、

「坊ちゃん、漁があったかな」

と聞いたから、乃公は鰻を見せてやった。