Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme
「やっ、これは大きなもんだ。大手柄だ」
と感心している。乃公は内心得意だったけれど、
「なあに些っとも駄目ですよ」
と止せば宜いのに一寸謙遜して見た。謙遜したものだから最早談話が済んだと思って、老爺は行ってしまった。もっと賞めさせるのだったに惜しい事をした。
夕御飯の後お歌さんは客間に入った。女学校の先生が遊びに来たんだ。此先生は男の癖にチョクチョクお歌さんの許へ訪ねて来る。殊に義眼の井上さんが来なくなってからは、足繁く遊びに来るようになった。
台所でジャムを占領して、二階へ上ろうとすると、客間の中で汽車の破裂したような音がした。お歌さんがゴム鞠のように玄関へ跳ね出した。先生はピアノの傍に倒れている。お島も料理人も馳け付けた。
何時の間にか森川さんが出て来て先生を種々と介抱した。一体何が起ったのか乃公にはとんと分らない。お歌さんは未だ蝋のように白い顔をして慄えながら乃公を睨んでいる。又乃公の所為にする積りだな。何か悪い事があると直ぐに乃公の方へ持って来る。どうも好くない癖だ。
お歌さんがピアノを弾こうとしたら、ピアノの上に大きな蛇がいたんだそうだ。