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Japanische Klassiker mit Furigana

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うずめられたかがみ

うずめられた鏡

小川 未明

Lesen Sie うずめられた鏡 (うずめられたかがみ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.962 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、書記はいいました。

「私は、たぶん、なにか新しい発見ができるような気がするのです。」と、考古学者は、自分の考えをもらしました。

学者が学問のためにというので、書記も心をうごかせられたらしく、熱心に説きまわってくれるのです。そのかいあって、ついに村で発掘をゆるしました。

春びよりの、あたたかな日でした。畑の中の古墳のかたわらには、一本のかきの木がありましたが、小枝にのびた、つやつやしい若葉は、風にふかれて光っていました。そして、白い星のような花が、咲きかけていました。

ここへ集まってきた村の若者たちが、土をほるため、くわをふるっていました。べつに、ひびきをたてるほどでなかったけれど、かきの花は、もろく枝をはなれて、ぽとりぽとりと、つめたい地へ落ちるのでした。

「花でも、葉でも、秋の末まで、まんぞくにのこっているのは、すくないものだな。」と、これを見て感じたものか、書記は木を見上げながら、いっしょにはたらく学校の教員ふうの男と、話をしていました。

土中深く、石をまわりに積んである棺が、掘りだされたのは、ようやく春の日の、かたむくころでありました。

棺の中には、底にのこっている白骨と、不完全な土器と、七つの鏡などがあって、人々の目をひいたのでした。