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Japanische Klassiker mit Furigana

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おばけとまちがえたはなし

お化けとまちがえた話

小川 未明

Lesen Sie お化けとまちがえた話 (おばけとまちがえたはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.499 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

二郎は、げたについた雪を、入り口の柱でたたいて、落としてから、

「おばさん……。」といって、入ってきました。

二郎のおばあさんは、あまり、たびたび二郎が、隣へいって邪魔をするので、

「二郎や、いくら、お隣のおかみさんは、いい人でも、そう毎日いっては、しまいにきてくれるなというから、あまりゆくのじゃない。」といいました。

「おばあさん、おかみさんは、いやな顔なんかしないよ。」と、二郎は答えました。

「それは、いけば、いやな顔なんかしないけれど、心の内では、毎日、仕事の邪魔をしてうるさい子だと思っていなさるだろう……。」と、おばあさんはいいました。

ちょうど、その明くる日のことです。二郎は静かに足音のしないように、隣の家の入り口からはいってゆきました。

「おかみさんは、どんな顔をしているだろう?」と、二郎は、思ったからです。

二郎は、玄関の障子の穴から、おかみさんの仕事をしている方をながめました。そして、びっくりしました。それは、いつものやさしい女房でなく、怖ろしい、三つ目の化けものが、箱の前にすわって仕事をしていたからです。

二郎は、家へ走り帰ってこたつの中へもぐり込んで、小さくなっていました。