Japanische Klassiker mit Furigana
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おかあさんはぼくたちのたいよう
お母さんは僕達の太陽
小川 未明
Lesen Sie お母さんは僕達の太陽 (おかあさんはぼくたちのたいよう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.531 Zeichen · 8 Bildschirme
望むらくは、すべてのお母さんが、子供のために、犠牲となる覚悟を持ってもらいたいのです。家庭の事情によりては、母親は、常に子供といっしょにいられぬものもありましょう。他に仕事を持ち、働かなければならぬものもありましょう。けれど、子供を持ったならば、子供のためにはかることが第一であり、仕事を第二となすべきです。それがまた日本女性としての誇りでもあり、真のつとめでもあります。他人の手に子供を委すべく余儀なくされても、母たるの自覚を失ってはならぬ。姿が見えると否とにかゝわらず子供の心は常に母親と共にあるのであるから、仕事を第一とし、子供を第二とするようなことがあってはならぬのであります。世には、我が子が、病気の時にも、自から看護をせず、看護婦や、家政婦の如き、人手を頼んでこれに委して、平気でいるものがないではない。その方が手がとゞくからという考えが伏在するからです。金というものがいかばかり人間の魂を堕落に導いたか知れない。そして、自分は、人のためとか、世の中のためとかいって、出歩いている矛盾した母親もありますが、子供の立場から見る時愛情の薄きに対して、不平を禁じ得ないでありましょう。