Japanische Klassiker mit Furigana
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おかあさんはぼくたちのたいよう
お母さんは僕達の太陽
小川 未明
Lesen Sie お母さんは僕達の太陽 (おかあさんはぼくたちのたいよう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.531 Zeichen · 8 Bildschirme
前にもいうが如く、子供は、母親を真とも善とも美とも見るのであります。即ち、母親の言葉は、即ち将来への指導となり、その愛情に満ちた温顔は、美の標準となり、また、母のしたことはすべて正しいと信じ、それが子供の心となり、血となるからです。
されば、聡明な母親は、子供のために、自からの向上を怠ってはならぬ。言うこと、なすことについて、深く反省する必要があります。たとえば、その一例として挙げれば、子供が友達と遊んでいたとする、その子供の様子が汚いからといって、また、その子供の親の職業が低いからといって、「あの子供と遊んではいけません」というが如きは、それであります。公正にして、純情な子供の心に、階級的な観念を植付けるものは、その親達でありました。中には小さな利己的な潔癖から、自分の家へ友達を呼んで来るのを厭うような母親もあるが、そうしたことが、子供をして将来、個人主義者たらしめたり、会社へ出ても、他と共に協力の出来ぬ、憐れむべき人間にする結果となります。
これから教育は、家庭に於ける子供というよりは、国家の子供として、国家に役立つ人間を造らなければならない。