Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

おかあさん

お母さん

小川 未明

Lesen Sie お母さん (おかあさん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.614 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

「すぐに、ご飯にしてあげますよ。」と、おっしゃいました。

「うん、お母さんは、早いね。」と、正ちゃんが、いいました。

「だって、あんたが、釣りにいくんでしょう。」と、お母さんはおっしゃいました。

「どうして、わかったの? 勇ちゃんが、迎えにきた?」と、正ちゃんは、驚いて、ききました。

「いいえ、だれもきませんよ。お母さんには、なんでも、あんたのすることはわかるのです。」

「お母さんは、えらいなあ。」と、正ちゃんは、お母さんの顔を見上げました。

「えらいでしょう。だから、うそをいっても、お母さんには、すぐわかりますよ。」

「僕、うそなんかいわないよ。」

「だから、お母さんは、こうして、正ちゃんの思うようにしてあげるのです。」

まだ年のいかない正ちゃんは、おとなしくご飯をいただいていました。

お母さんは、昨夜、物置の前に、釣りざおが一本立てかけてあり、その下に、小さなバケツとみみず箱が、置いてあるのをごらんになって、

「おお、ちゃんと用意がしてあること。」と、なんとなくいじらしいような気がして、お笑いになったのでした。それで、きょうは日曜日だけれど、早く出かけるものと思って、いつもと同じように、お起きなされたのであります。