Japanische Klassiker mit Furigana
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おとうさん
お父さん
林 芙美子
Lesen Sie お父さん (おとうさん) von 林 芙美子 (はやしふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.548 Zeichen · 76 Bildschirme
静子がまるでくろだいのようで、おかしくて仕方がありません。
「もう出来たの?」
「うん出来たよ」
「いいわねえ、私、まだ半分も書けないのよ。くろだいって、おかねで買うといくらぐらいなの? 百円もするかしら」
「知らないよ、だけどもっとするんだろう、あんなすごいのは」
「そうね、わたしたち、それぢゃあ、何十円ってたべたのね」
静子は、どんなことを書いているのかな。静子は、すぐお金のことを気にするから、くろだいのねだんを書いているのかも知れないと思いました。
「さあ、やっと出来ました」
静子は何だかとくいそうです。
「読んでいいかい」
ときくと、静子はくすくす笑いながら、
「おかしいのよ、でもいいわ」
といって、書いた紙を僕の机に持って来ました。
くろだい
ゆうべ吉田さんのおじさんが来ました。私はねていてしらなかったのですけれど、朝おきてお玄関の泥だらけのくつをみて、吉田さんのおじさんがかわいそうでした。宇都宮でおうちがやけてしまったのです。
おじさんは大きいくろだいをおみやげにもっていらっしゃいました。千葉の船橋というところで買っておいでになったそうで、私のうちでは、こんな大きいお魚なんてみたことがありませんのでびっくりしました。