Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
かいじん二十めんそう
江戸川 乱歩
Lesen Sie かいじん二十めんそう (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 9.031 Zeichen · 19 Bildschirme
女の子がさけびました。
そうです。それは、おもちゃやでうっている、セルロイドのおめんのようなかたちをしていました。
何百という金色のおめんが、空からふってくるのです。ちかちか、きらきらそのうつくしいこと。子どもたちは、こんなうつくしいけしきを見たことがありませんでした。
しばらくすると、そのたくさんのおめんが、こうていのあちこちにおちてきました。
みんなは、「わあっ」と、その方へかけ出し、あらそって、金色のおめんをひろいました。
その日、学校がおわると、おなじほうがくへかえる子ども七人が、一かたまりになって歩いていました。
みんな、金色のおめんをかぶっています。あのとき、おめんは、百いじょうもこうていへおちたのです。みんなが、おめんをもっていても、ふしぎはありません。
それは、セルロイドを金色にぬったおめんでした。
金色にぴかぴか光ったかおが、にやりとわらっているのです。くちびるのりょうはしが、きゅっと上へ上がった、三日月がたの口です。
「きみたち、そのおめんは、なんだか知ってるかね」
とつぜん、うしろで、声がしました。ふりむくと、せびろをきたおとなの人が、やっぱり、金色のおめんをかぶって立っているのでした。