Japanische Klassiker mit Furigana
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
Lesen Sie ぐうたら道中記 (ぐうたらどうちゅうき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 164.113 Zeichen · 332 Bildschirme
これが大変な金高のようだよ。三馬鹿の三馬鹿たる所以さ」
「酷評をするね。君は見たことがあるかい?」
と団さんは稍※(二の字点、1-2-22)不服らしかった。
「宜しくないものゝ舞踊を見物してやるのは間接援助を与えるようなものだからね。しかし蛇踊り等は罪がなくて好い」
「蛇踊りってのは男ばかりかい?」
「然うさ。龍が玉を取るところをやるんだよ。長さ二十何間とかあって顔は無論鱗や腹の具合が精巧を極めたものだよ。三馬鹿だからお祭典となると費用も時間も惜しまないからね。この龍が妙なお揃いの装束をした十数名の若い者に竿の先で支えられながら町を練り歩く。別に金の玉を矢張り竿の先につけた男がそれを或は高く或は低く翳しながら踊り廻る。すると龍の方の係りも竿を上げたり下したりする。巧く呼吸が合うと丁度龍が玉を狙って空中を飛躍するように見えて大喝采さ。あれ丈けは実際坊ちゃんやお嬢さんの御覧に入れたいですよ」
自動車に戻ってカルルスへ行くまでに三馬鹿が完結した。
「坊ちゃん、此処は凧揚げが名物です。凧といわずにはたといいます。四月の花時になると彼方此方でやります。何日には金比羅山にはた揚げがある等と電車の中に広告が出ます。